6月24日–アップデート–FW7JVテスト運用

明日の朝、Nukuhioneでセットアップする許可を得ました。 明日の午後(6月25日、UTC0200)にはオンエアし、0600頃に160mに移動します。
NukuhioneはWallis島を囲む環礁の北東にある小さな無人島で、長い砂州があり、アンテナには理想的な環境です。

AA7JV


N5J Jarvisに向けてのテスト
6月24日: FW7JV Wallis & Futunaからの テスト運用
6月25日からWallis(FW)からFW7JVとして新しいアンテナのテストを行います。 N5Jのジャービス島での運用と同じようなシチュエーションで、砂浜に設置したRIBとアンテナを使った現実的なテストです。(私は今日の午後、スコッチを持って村長に会いに上陸し、近くの小さな入り江に設置する許可を得ようと思っています。うまくいきますように!)
最も重要なテストは、新しい160-10の垂直アンテナです。 
これは高さ45フィート(約13.7m)の垂直で、トップローディングをしないアンテナです。 この低い高さは、私たちの特別使用許可証に記載されている米国FWSの命令によるものです。さらに、私たちのアンテナが鳥に害を与えるようなことがあれば、現場のFWSの担当者が使用停止にすると、許可証には明記されております。 そのため、私たちはできるだけ鳥に優しいアンテナを設置いたします。 VP6A Ducie島とE51D諸島での経験から、
ある程度の直径の垂直マストは鳥に見られやすく、夜間でも避けられることがわかっています。 しかし、水平または傾斜したワイヤーは、特に高い場合、風になびくリボンをつけていても鳥に衝突される可能性があります。

高いワイヤーがもたらすもうひとつの危険は、鳥がその上に降りたがり、ワイヤーが鳥の足に絡みついてしまうことです。そのため、新しいアンテナにはトップローディング・ワイヤーを使用していませんが、その代わり、アンテナの基部に34μHという大きなインダクタを設け、この短いアンテナを共振させ、給電点インピーダンスを基部に取り付けられたアンテナカプラの同調範囲内に収めています。インダクタの挿入損失が大きいのですがここが大きな妥協点です。そのため、5月のT32JV以来、そして今回のWallisでも詳細なテストを行ってまいります。
詳細はANTENNASタブを参照してください。
Wallisからの160m運用
FW7JVは、UTC0600頃に現地 日没からスタートし、北米日の出ではUTC0900に、また現地日の出UTC1700に160m CWで運用します。新しいアンテナがどのように機能しているか知るために、実際のシグナルレポートが必要です。WallisはJarvisよりも北米より約1400マイル南西にあります。もし、ここから私たちと交信できれば、8月のN5Jとは確実にできると確信します。(JarvisはTBでは75位だが、ClublogによるとFWは28位です。)

AA7JV 08 June 2024
私たちは、季節性(主に80m 160m)とFWSのアンテナ仕様の制限、両方に挑戦したいと思います。N5J Jarvis運用に先立ち、できるだけ多くのテストを行っていきたいと思っております。
新しいアンテナと拡張されたリモート機材(RIB)を用意しました。
どちらもテストが必要ですが、皆様DX-erにとりましてもご自分の局をテストする良い機会だと思います。(そして、人によりますが新エンティティーになる方もいるのでは)
*6月25日-7月2日:Wallis & Futuna Islands
FW7JV 160、80、40ローバンドアンテナのテスト。
新しい40/20 mアンテナのテスト。
*7月10日-7月25日:アメリカ領サモア、K8R
全バンドで全システムのテスト。CW/SSB/FT8。IARUコンテストにも参加。
どちらのテスト期間中も、実際の信号の報告をお願いします。
GL and 73、
George、
AA7JV


N5J Jarvisでの新しいFT8 Super Fox Mode
ベーカー島DXpedition KH1/KH7ZにおいてWSJT-XのFox/Houndサブモードをデビューさせ、デジタルQSOの様相を変えたのは、わずか6年前の2018年のことでした。
ジョー・テイラー(K1JT)と協力する献身的なソフトウェア開発チームは、その後数年間で何十万ものDXpedition でのQSOを提供してきました。

多くの場合このモードは、限られたパワーとアンテナで運用しているDXerに、他の方法では不可能であったQSOの機会を提供し新エンティティ―をDXCCに加えることを可能にしました。
WSJT-Xオープンソースのプログラミングコードは、JTDXやMSHVへの統合、そしてWSJT-Xへの継続的な改善につながりました。

K1JTジョー・テイラーチームは、昨日まで十分だったことに安住することなく、FT8 QSOを迅速に行うためのWSJT-Xの “SuperFox “モードを間もなく提供する予定です。
SuperFox ではFOXを呼ぶHoundは、すでにお馴染みのFox/Houndモードと同様に、通常のFT8信号を送信します。
しかし、今までとは違い最大5つのFT8信号ストリームを同時に送信するのではなく、SuperFox局は1.5KHz幅の帯域を使用した単一、一定したエンベロープを送信し、同時に9つの異なるHoundに信号レポートと “RR73 “を送出します。

重要なことは、これらすべてのハウンドに同時に送信しても信号強度は、今までとは異なり変わりません。
もう一つの重要な改良点は、SuperFoxメッセージに含まれるデジタル署名で、受信ソフトウェアが有効なDXpeditionからの信号が正当な発信元かどうかを確認できるようになります。
SuperFox開発チームは、今年8月のジャービス島DXpedition K5Jに間に合うよう、今後数週間でソフトウェアのベータテストを行う予定です。
追って 詳細を発表いたします。

WSJT Development Team


DXerの皆様に、

Dateline DX Associationは今年3月、来る8月USFWS(米国魚類野生生物局)よりジャービス島国立野生生物保護区でのDXpeditionの許可を得たことを発表しました。
ジャービス島はClublogのWanted list(World)で18位にランクされています。
ヨーロッパでは9位。 いくつかのEU諸国では、SSBとデジタルで2位になっています。
ヨーロッパでは現在ブーベ(16位)より上位にランクされております。
位置的にはパルマイラ環礁から450マイル 725Km、ハワイから1500マイル 2431Km離れております。

前回の運用(1990 AH3C/KH5J 日本からJG2BRI千田氏が参加)から34年以上経過しているため、IOTAとPOTAアワードをやっておられる方々の間では、最も高いランクにあります。
私達は、島の付近海上の船から遠隔運用する現地5名のうちの誰か1人(リザーブエリアにいるOp)と交信することで、そのアワードで有効になるようにルールを変更してくださったIOTA POTA両プログラム主催者に感謝いたします。

ジョージ(AA7JV)、ドン(N1DG)、トミ(HA7RY)、エイドリアン(KO8SCA)、マイク(KN4EEI)からなる経験豊富な5人のチームが、ジャービス島にRIB6セットを設置します。
島にいるチームに加え、アジア、ヨーロッパ、北アメリカから24人のリモートオペレーターがこのDXpeditionに参加します。
SSB、160m、6mの運用はすべて現地Opが行ない、またすべてのバンドでCWとFT8も運用します。
リモート・オペレーターは80~10m CWとFT8で運用します。
私達は12日間の運用許可を頂いておりますが、天候の問題等を考慮して頂き、許可は8月いっぱい有効であります。

Dateline DX Associationチームは、大成功を収めたBaker Island 2018 KH1/KH7ZとMidway 2009 K4Mのオペレーター達によって主に構成されています。
K4MとKH1/KH7Zは、デイトンハムベンションでDXpedition of the yearを受賞しました。
私達は、太平洋をはじめ、世界中の辺鄙な場所や環境的に敏感な地域で活動した幅広い経験を持っています。
Dateline DX Associationが1990年以来初めてJarvisの運用許可を得たのも、この経験があったからだと自負しております。
今回は1983年11月のAD1S/KH5 1990年のAH3C/KH5 についでの史上3回目の運用となります。

保護区でのDXpeditionには莫大な費用がかかり、私たちの対外的資金ニーズは20万ドルを超えます。
私たちは米国魚類野生生物局から認可された船舶を持っており、保護区への往復を安全に行い、ジャービス島や周辺のサンゴ礁に害を与えないようにいたします。
AA7JVの船、マグネット号を使わなければ、予算は軽く50万ドルを超えていたと推定いたします。
200,000ドルは燃料費、USFWSの許可料、臨時の乗組員費用、データサービスや機材に必要なものです。
NCDXF(Northern California DX Foundation)はすでにRIBの設計と製作に貢献したため、無線機等はこの予算に含まれてはおりません。

また、NCDXFは別に75,000ドルという高額な助成金を割り当てていただき私達の資金調達キャンペーンに協力してくれました。

DXpeditionの正確な日程は、米国魚類野生生物局によって指定されたもので私達が最初に選んだものではないことをご理解ください。
8月上旬という日程のため、トップ・バンドのチャンスは限られていますが、10mと6mではNew Entityとなる方も多いと思います。
ヨーロッパにおいては(Jarvisが9番)、サイクル25のピーク月に実施する事はATNOの方々にとって大きなチャンスになります。

同時にUSFWSの3人の生物学者によって、Jarvis島で大規模な科学的調査が行われますが私達はUSFWSチームに無料の交通手段と食事を提供し貢献いたします。

私たちの計画は、ウェブサイトhttps://jarvisisland2024.com、及びFacebookで情報提供をいたします。

世界中のDXerとDX団体の皆様に、この費用をカバーするための援助をお願いいたします。
ジャービス島は34年間運用されておらず、私達はジャービスに同行するUSFWSの生物学者の皆様にRIBのコンセプトをお見せする事で、他の立ち入り禁止場所、島でのDXpeditionの扉を開く事ができると期待しています。

ご寄付は、以下よりお願いいたします。
https://jarvisisland2024.com/donate

PayPalでの送金は問題なく出来ます。

事前にご寄付頂いた皆様には、N5J終了後10日間ぐたいでQSOデータをLOTWにUPいたします。

皆様のご支援心より感謝申し上げます。

Don Greenbaum, N1DG and George Wallner, AA7JV
Jarvis Island 2024 and The Dateline DX Association

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